【2016/09/21 追記】
先日Get Windows 10(GWX)を削除する更新(KB3184143)が配布されたそうです。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
これでこのエントリも完全に役目を終えたかな、という感じです。
ちなみにKB3184143を見てみると、最初のKB(KB3035583)以外にこれだけのKBが置き換えられるとの事です。
- KB3064683 -- Windows 8.1 OOBE modifications to reserve Windows 10
- KB3072318 -- Update for Windows 8.1 OOBE to upgrade to Windows 10
- KB3090045 -- Windows Update for reserved devices in Windows 8.1 or Windows 7 SP1
- KB3123862 -- Updated capabilities to upgrade Windows 8.1 and Windows 7
- KB3173040 -- Windows 8.1 and Windows 7 SP1 end of free upgrade offer notification
- KB3146449 -- Updated Internet Explorer 11 capabilities to upgrade Windows 8.1 and Windows 7
GWXに関わる更新はこんなにあったんですね...
【追記ここまで】
割と既出ネタだとは思いますが少しハマったので記録しときます。
(2015/06/04追記)そもそもこれは何なのか
予想以上にこの記事に対するアクセスが多いので追記しときます。
まずはこちらの記事を見ていただいて、"Windows10を入手する"のアレは不要だと判断したら本エントリの手順をお試し下さい。
こいつ自体はWindows10へのアップグレードを予約したり互換性の検証を行ってくれるものでもあるので、Windows10への移行を検討しているのであれば削除ではなく単純にタスクトレイのアイコンを非表示にする程度にとどめておくのが良いかもしれません。
(2016/05/23追記)公式な手順について
Windows10への無償アップグレード期間も終わりに近づきこのエントリへのアクセスも多くなってきています(
以下のWindows 10 へのアップグレードを抑止する方法に公式な手順が載っていますのでこちらを参考にしてください。
https://blogs.technet.microsoft.com/cs3_windows/2016/06/10/w10cancel/blogs.technet.microsoft.com
公式な手順では本エントリで最初に触れたKB3035583以外に新しく追加された複数のKBに関してトラブルシューティングツールを使った抑止方法と、レジストリ設定によるアップグレードの抑止方法について触れられています。
また、自動アップグレードが始まってしまった人のためのキャンセル手順が以下で公開されています。
はじめに
Windows10のリリース日決定と同タイミングくらいに突如としてタスクトレイに出てきた"Windows10を入手する"のアイコン。
クリックするとWindows10へのアップグレードをお勧めしてくれるヤツ。
まあ、アイコンが出て新しいOSの入手方法をお知らせしてくれるのは全然問題ないんですけど、このアイコンとお知らせウィンドウ、普通の操作では終了できないあまりにも残念すぎる作りだったのが頭にきたのでキッチリと削除することにしました。
"Windows10を入手する"のアレをキレイに削除する方法
このお知らせの実体は更新プログラムKB3035583にあるGWX.exe
*1で、こいつの削除方法自体は以下の記事に詳しく記載されたりしています。
私がハマってしまった点として、GWX.exe
が生きている状態で更新プログラムをアンインストールしてしまうとGWX.exe
があるC:\Windows\System32\GWX
フォルダが削除されず、コンピューターを再起動した際にまたこのアイコンが出現してしまう事象に遭遇してしまいました。
なので更新プログラムをアンインストールする前にGWX.exe
を殺しておく必要があります。
タスクマネージャーからGWX
を右クリックしてタスクの終了
をするか、
もしくはPowerShellから以下のコマンドを実行してGWX.exe
を殺します。
Stop-Process -Name GWX
次にKB3035583をアンインストールします。
普通にプログラムのアンインストール
からアンインストールしても良いですし、PowerShellからだと以下の様な感じでアンインストールできます。
# wusa.exe /uninstall /kb:3035583 /quiet /norestart を終了待ちで実行する。 Start-Process wusa.exe -ArgumentList @("/uninstall"; "/kb:3035583"; "/quiet"; "/norestart") -Wait -PassThru
これでKB3035583をキレイにアンインストールできます。
もし、KB3035583がアンインストールされた状態になっているにもかかわらずGWX.exe
が出てくる場合は、再度KB3035583をインストールしなおした上で本エントリの手順を試してみてください。
更新の非表示
ただこのKB3035583、推奨の更新であるためWindows Updateを行うと再度更新のリストに表示されてしまいます。
このため更新の非表示をしておく必要があります。
Windows UpdateにKB3035583が出てきたら右クリックして更新プログラムの非表示
を選択してください。
これで更新対象から外すことができます。
愚痴
Windows10、新しいOSの登場はとても喜ばしいと思いますが、こういう残念ツールの存在は本当にどうにかしてもらえないでしょうか。
ユーザーにはきちんとツールを終了させる方法を提供すべきだと思います。
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*1:ちなみにGet Windows 10(X)の略だそうです...