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Grid Infrastructureの時と同様にOracle Databaseのインストール方法に関してレスポンスファイルを使ってサイレントインストールするのを試してみたのでその方法を紹介しようと思います。
レスポンスファイルを使用してOracle Databaseをインストールする
インストール手順
レスポンスファイルを用意して(ファイルの内容は長いので次項で説明します)、OUIを以下の引数で実行するとサイレントインストールすることができます。
PS D:\Temp\databaseSE2> .\setup.exe -silent -showProgress -nowait -responseFile D:\Temp\databaseSE2\db.rsp
各引数はGrid Infrastructureの場合と同様ですが、
-silent
および-responseFile
でレスポンスファイルを指定してサイレントインストールすることができます。- レスポンスファイルのファイル指定は相対パスが指定できないので注意してください。
-nowait
をつけないとサイレントインストール後にプロンプトが終了しないので注意してください。-showProgress
でサイレントインストールの進捗状況を表示することができます。この引数はオプションです。
といった感じになります。
インストール結果はC:\Users\[インストールユーザー]\AppData\Local\Temp\[連番]\OraInstall[時刻]
およびC:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
フォルダにログファイルができるのでそこで確認することができます。
レスポンスファイル例
All Windows Serverな環境でOracle Real Application Clusters(RAC)を構築してみる - 6.DBインストール編 - しばたテックブログの手順でレスポンス・ファイルの保存
を行ったものをベースとしほぼそのままです。
Databaseのインストールの場合はOracleホーム・ユーザーのパスワードを指定しなくてもインストール可能です。