タイトルはムッシュのブログから。
Administrative Templates (.admx) for Windows 10をWindows Server 2012 R2のDCにインストールしてGPMCからgpeditを起動すると警告メッセージが発生してしまい、これでは管理職になったえろす師匠もお困りであろうと思ったので対処法を記録しておきます。
Administrative Templates (.admx) for Windows 10をインストールした際に発生する警告メッセージ
ここからは真面目にいきます。
上記のムッシュのブログを参考にAdministrative Templates (.admx) for Windows 10のadmx/adml
ファイルをC:\Windows\PolicyDefinitions
かセントラルストア
に配置し、その後GPMCからgpeditを起動すると以下の2つの警告メッセージが出てしまいます。
- リソース '$(string.SUPPORTED_Vista_through_Win7)' (属性 displayName で参照) が見つかりませんでした。
- 名前空間 'Microsoft.Policies.Sensors.WIndowsLocationProvider' は、既にストア内の別ファイルのターゲット名前空間として定義されています。
'$(string.SUPPORTED_Vista_through_Win7)' 警告について
これは単純に、日本語(ja-JPフォルダにある)PreviousVersions.adml
の翻訳リソースが欠落しているために発生しています。
英語(en-USフォルダにある)、PreviousVersions.adml
57行目の
<string id="SUPPORTED_Vista_through_Win7">Supported Windows Vista through Windows 7</string>
の部分を日本語PreviousVersions.adml
に移植してやれば警告は出なくなります。
面倒であれば英語PreviousVersions.adml
をそのままja-JPフォルダにコピーしても良いです。
'Microsoft.Policies.Sensors.WIndowsLocationProvider' 警告について
こちらについてはKB3077013が出ています。
これはMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admx
とLocationProviderADM.admx
で名前空間が衝突しているために警告が発生しています。
KBにもある様に、
LocationProviderADM.admx
とLocationProviderADM.adml
を削除する。(実際には別フォルダに退避しておくのが良いでしょう)Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admx
をLocationProviderADM.admx
にリネームする。Microsoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.adml
をLocationProviderADM.adml
にリネームする。
の手順で対処できます。
またこのLocationProviderADM.admx
とMicrosoft-Windows-Geolocation-WLPAdm.admx
はサポートするOSがSUPPORTED_Windows8
(Windows Server 2012、Windows 8、Windows RT またはそれ以降)かSUPPORTED_Windows8_Or_Windows_6_3_Only
(Windows Server 2012、Windows 8、Windows RT、Windows Server 2012 R2、Windows 8.1、または Windows RT 8.1 のみ)という点のみ異なっているとのことです。
最後に
これで管理職になったえろす師匠もエラーでつまづくことが無くなりますので、安心して詳しい設定をお任せできると思います。