はい。タイトル通りです。
SlideShareの体験が最悪になり利用に堪えなくなったためSpeaker Deckにすべてのスライドを移行しました。
移行の検討自体は結構前からしていたのですが、今だとSpeaker Deck Proの年間ライセンスが30USD引きだったので丁度良いと思いエイヤでやってしまいました。
SlideShare側はお知らせスライドを残し全て非公開にしています。
そして私のわかる範囲で本ブログ、DevelopersIO、connpassにあるリンクは差し替え済みです。
それ以外のリンクに関しては...大変申し訳ないのですが適宜差し替えて頂ければと...
移行までの検討事項
移行先は当初Speaker DeckとDocswellの2サービスを検討対象とし、主に以下の点を検討しました。
1. サービスの継続性
スライド共有サービスはどこも運営面で厳しい状況にある様でSlideShareですら
- LinkedInに買収 → LinkedInごとMicrosoftに買収 → SlideShareだけScribdに身売り
といった経緯を経て今に至っています。
Speaker DeckはGitHubに買収された後、GitHubがMicrosoftに買収される直前に独立して今に至っています。
こちら と余談(後述)の記事によれば創業者(作者の方が適切かも?)のJohn Nunemakerさんが買い戻しています。
その後運営企業が
- Fewer and Faster, LLC. → Speaker Deck, LLC. へ売却
と変化しているものの実体は大きく変わっていない様です。
そして、2021年時点の情報ではあるものの、Proアカウントの導入により収益的な問題はクリアできている雰囲気です。
Happy Friday! As of today, @speakerdeck is self-sustaining. MRR is now greater than expenses.
— John Nunemaker (@jnunemaker) February 26, 2021
When we launched pro accounts my hope was maybe in a year. Instead, it was 3 months.
対してDocswellは少し前に運営Noteが公開され現在の状況を発信してくれています。
今まさに成長中といった感じですが、将来的にこのままスケールできるのか?という点に関して私個人としてはちょっと不安がありました。
Speaker Deckみたいに個人で課金できるプランがあれば安心できたのですが、残念ながら現時点では有料プランは企業向けのもののみとなります。
2. 機能面
私個人として必須の機能は「PDFダウンロード禁止」だけのため、Speaker Deckを選択する際にProにする必要がありました。
それ以外の面も合わせて単純に機能面だけ見ればDocswellの圧勝だと思います。
- 参考 : 法人・団体向け詳細資料
「今とりあえず無料で使えるサービスを選ぶ」という観点でみればDocswellで良い気がします。
ただ、私はサービス自身の機能が豊富である事よりも「できるだけ他のサービスに移りたくない、万が一他サービスに移らざるを得なくなってもシンプルにできる様にしたい。」という点に重きを置きました。
余談
Speaker Deckの歴史に関してこの記事が面白かったので紹介しておきます。
SlideShareへの愚痴
SlideShareはずっと利用していたので課金すること自体に抵抗は無かったのですが、残念ながらいまのSlideShareにあるのは「Scribdに課金することで他人のスライドを見放題」でしかなく、私が欲しいものは「Scribdに課金して私のスライドから広告を除外する」なのでSlideShareを捨てるしかありませんでした。
本当に勘弁してほしいです...
将来の構想
今回はSlideShareからSpeaker Deckに移行したのですが、最終的には自前でサイトを立ててホスティングしたいと思っています。
自前といっても新しいサービスを作るわけでは無く自分専用の安価で簡単なサイトを作るつもりです。
費用面や技術的な仕様の目途は付いているのですが、UI周りの実装がすぐにできる気がしないのでゆっくり時間をかけてやっていこうと思っています。
おまけ
今日までの各スライドのビューはこんな感じでした。
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