以前のエントリで書いた、
のIssueがクローズされ、OMIおよびPowerShell on Linux OMI Providerがpackages.microsoft.comリポジトリからインストール可能になったので試してみました。
インストール
私が使い慣れているCentOS 7.3で検証します。
はじめにpackages.microsoft.com
リポジトリの追加とPowerShellのインストールをしておきます。
# CentOS 7, Bash curl https://packages.microsoft.com/config/rhel/7/prod.repo | sudo tee /etc/yum.repos.d/microsoft.repo sudo yum install -y powershell
こちらは以前のエントリで書いた通りですのでとくに問題はないでしょう。
続けてPowerShell on Linux OMI Providerをインストールします。
パッケージ名はomi-psrp-server
で、依存パッケージにOMI(omi
)が登録されているので、こちらをインストールすればOMIも同時にインストールされます。
ですので以下の様にyum install
一回でインストールできます。
# CentOS 7, Bash sudo yum install -y omi-psrp-server
実行結果は以下の様な感じになります。
インストールが完了したあとはOMIDが動いてればOKです。
OMIDが起動しているかはservice
(またはsystemctl status
)コマンドで確認してください。
# OMIDが動作しているのを確認 service omid status # または # systemctl status omid.service
ちなみに、現時点の各パッケージのバージョンは、
- PowerShell - Ver.6.0.0.alpha16
- PowerShell on Linux OMI Provider - Ver.1.1.0-alpha18 (1.0.0.18)
- OMI - Ver.1.2.0
となっています。
接続確認
例によってWindows Server 2012 R2(PowerShell 5.1)から接続確認をしてみます。
接続先のIPは192.168.33.209
、ユーザーはvagrant
およびroot
で試しています。
# Enter-PSSessionで接続 $o = New-PSSessionOption -SkipCACheck -SkipRevocationCheck -SkipCNCheck Enter-PSSession -ComputerName 192.168.33.209 -Credential vagrant -Authentication basic -UseSSL -SessionOption $o
普通に使えますが、切断時に謎なエラーが出ました...
とりあえずこいつは気にしないことにして、CIM情報の取得をします。
# Get-CimInstanceで情報取得 # こっちは要root $o = New-CimSessionOption -SkipCACheck -SkipRevocationCheck -SkipCNCheck -UseSsl $s = New-CimSession -ComputerName 192.168.33.209 -Credential root -Authentication Basic -SessionOption $o Get-CimInstance -CimSession $s -Namespace root/omi -ClassName OMI_Identify
こちらもこれまで試した結果と同じです。
最後に
とりあえずこんな感じです。
各パッケージのインストールがかなり楽になったのであとは動作が安定してくれれば使い物になるのかな、と思います。