しばたテックブログ

気分で書いている技術ブログです。

第50回 CLR/H 勉強会に行ってきた - 後編

前編はコチラCLR/Hでは必須らしいおやつタイム後の後半戦になります。

Windows Installer XML(WiX) toolset で始める Windows Installer 開発入門

2番目のセッションはとっちゃんさん(@)による、Windows InstallerとWiXのお話。
最初はインストーラーの歴史(Windows Installerの歴史)とその役割に関する内容で、インストーラーの役割としては、

    • 配置 / 更新 / 削除

の3点が求められる事と、インストーラーの特徴として、

    • 利用者が最初に利用するソフト = 第一印象となるソフト。
    • システムを変更する
    • 失敗は許されない
    • 変化を前提とした設計が求められる
    • 情報設定はインストーラーの仕事ではない
    • システムの最後に利用するソフトにもなる

といった点が挙げられました。

次に、Windows Installerについて以下の特徴が説明されました。

    • Windows InstallerはOSにビルトインされたインストーラエンジンである
    • ファイルはデータベースでありRDBである
    • 実行ロジックと構成データに分かれる
    • 実行ロジックは一方通行のシーケンスで管理される
    • 構成データはProduct/Feature/Componentの階層構造になっており、全てGUIDが識別子となる
    • コンポーネント不変の原則

最後にWiXの説明とデモがなされ、WiXの説明では、

といった点が挙げられました。
デモはかなり難しい印象を受け、実際に使ってみるにはもう少し勉強が必要だと感じました…
ちなみに今回のセッションは過去のセッション3本分をまとめられたそうで非常にボリュームのある内容でした。

Windowsフォーム脳からWPF脳への移行

最後のセッションはグレープシティ八巻さん(@)によるWPFのお話。
WPFだからMVVMの話から入るんだろうなと思っていたら、のっけからジョースター卿に『逆に考えるんだ。「MVVMなんて理解できなくてもいいさ」と考えるんだ。』と言われてしまいました。
そんな感じで、先ずはMVVMは置いておいてデモアプリをWinFormとWPFで作りながら比較していくところから始まりました。

デモアプリを作っていきながら、WinFormではコントロール(UI)を起点にデータ構造を考えているが、WPFではその逆にデータを起点に考えるということが説明されていました。

    • WinForm - UIを元にデータを考える
    • WPF - データを元にUIを考える(データを視覚化する)

さらに、データとUIを分離するためにバインディングやコレクションビューを導入していくと、

    • View(UI) - ViewModel(コレクションビュー) - Model(データ)

となり、MVVMモデルが出来上がりWPF脳への移行が完了するといった内容でした。
(すごく大雑把に説明してます…)

ちょうどWinFormべったりで、WFPやMVVMはよくわからんと悩んでいた自分にとってはぴったりのセッションでした。
これからは逆に考えます。

抽選会

Genius Lot Machineなる作者がよーくわかるスロットマシーンを使った抽選会。
今回は景品が多く、参加者全員が何らかのモノがあたったんじゃないかと思います。
私はWindows Azure実践クラウド・プログラミングfor C#/Visual Basic/PHPをいただく事ができました。


改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。